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「然れど偽りの送り火」
 

疾走するシンプルなビートとリフに哀愁を湛えながらもキャッチーな歌が乗るという、ブリティッシュな……いや、“UK”な曲と言ったほうが近いでしょうか。こういうのも大好きなのでいつかやりたいと思っていました。

歌詞の内容は、宗教そのものをどうこう言う意図が一切ないことを示すためにあえて平たく言うなら「ちゃんとしないお坊さんにちゃんとしてほしい」という内容です。ちゃんとしないお坊さんのせいで本当にちゃんとしたお坊さんに迷惑がかかるのはいけません。

仏教徒か否かに関わらず、大抵の日本人は最期にお坊さんのお世話にならないとあの世に行けない、または行けないような感じになっています。それ自体は社会の成り立ちとして特段の理由がない限り拒絶する必要もないと思いますが、お坊さんに最期を委ねるときは無条件の信頼を寄せざるを得ないわけですから、お坊さんにも無条件でちゃんとしてほしい、というお話です。タクシーに乗ったら運転手さんに運転を委ねなければならないのだから、運転手さんにはちゃんと運転してもらわないと困る、ということと同じです。

誤解しないでいただきたいのは、お坊さんそのものを批判したり貶める気持ちは一切ないということです。むしろその逆で、基本的にはお坊さんに敬意を抱いているからこそ、それが揺らぎかねないことをするお坊さんに「ちゃんとしてほしい」と思ってしまうのです。



| 楽曲解説 | 17:04