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「無風忍法帖」
  

無風とは単に風のない状態の他に、波瀾や影響がないことも指します。影響がないとは、およぼすこともおよぼされることもない、という意味です。いてもいなくても音楽シーンに何ら影響を及ぼさず、面白い波瀾の一つも起きない。まさに陰陽座は無風のバンドと評するのが相応しいと常々思います。そして、他からの影響や波瀾からも無風状態であることが好ましいという気持ちも込めたのがこの楽曲です。自嘲気味に感じるかもしれないこの歌詞のテーマですが、楽曲そのものが発する弾けた雰囲気からはそれを極めて好もしく思っているということがうかがえると思います。実際、無風状態を好もしく思うどころか無風でなければ無理とすら思っています。無風、最高!

ヨコに揺れながらタテにノリたくなるゴキゲンなリズムに、これまたゴキゲンなギターのリフ。この曲はとにかく演っても聴いても気持ちがいいです。黒猫の歌の弾けっぷりもまさにゴキゲンとしか言いようがありません。

“ゴキゲンは恐らく死語だと思われますが、僕自身が好きな言葉であることと、それに代わる言葉が見つからないため、ゴキゲンの死を3年隠すことにしました。ですのでここで使われているゴキゲンは、ゴキゲンの影武者です。



| 楽曲解説 | 17:00