<< 周南 RISING HALL ありがとうございました! | main | 後半戦突入 >>
一輪一滴

mtb20191023.JPG

 

皆さん突然のことで寝耳に水だと思いますが、

本日、陰陽座の新曲「一輪一滴」が

各配信サイトや定額制サービスにて

配信開始になりました。

 

この楽曲は、以前から僕が

一番好きなお酒と公言して憚らなかった

「越乃寒梅」のイメージ楽曲として

依頼を受けて制作されたものです。

本当に大好きなお酒の曲を、

それを造っている方から直々に

請われて創ることができるなんて、

これを僥倖と言わずして何と言う、

というくらいに嬉しいことであるのは

ご想像いただけるのではないかと思います。

 

20年以上前に初めて「越乃寒梅」を吞んでから

その至高の味の虜になり、同時に

日本酒そのものの魅力にも取り憑かれた僕ですが、

その「越乃寒梅」の造酒元、

石本酒造の社長である石本龍則さんが

実に20年来の陰陽座ファンでいらっしゃった

という仰天の偶然が重なり、

いわば“相思相愛”の関係が軸となった上で

この楽曲制作の白羽の矢が陰陽座に立った、

というわけなのです。

 

白羽の矢が立ったと言っても、

石本社長直々に「この矢を刺したいのですが」

と矢を持参され、僕が「是非に!」と受け取って

自分で自分の頭にその矢を刺した、

というような感じでした。

それくらい、絶対それは陰陽座がやりたい

と思うお話だったということです。

 

楽曲としては、依頼を受けて創る場合に

常に心がけていることですが、

その対象の世界観や実際に楽曲が流れる場面に

最適な曲調であることを重視し、

歌詞の内容も必ずその対象の本質を

明確に表現していることを最低条件とした上で、

かつそれが陰陽座の世界観の中で

完璧に成立していること、という原則に則って

「越乃寒梅」というお酒が

どのような情熱と理念によって造られているかを

最大限に訴求できるよう腐心しました。

結果として、石本酒造の皆さんから

言葉や、あるいは仕事ぶりで語っていただいた

「越乃寒梅」に注ぐ想いを

せめてひとしずくでも感じられる

曲に仕上がったのではないかと自負しています。

 

しかし、仕上がった歌詞をあらためて見てみると、

お酒と音楽という違いはあれど、

ものをつくるということに於ける矜恃という点で

これは自分たち自身のことを歌っているな

と思えてしまう内容になっていました。

僕がこんなに「越乃寒梅」を好きな理由が

分かったような気がしましたが、

せっかくなので、おこがましくも

「越乃寒梅」と「陰陽座」には深い共通点がある、

と思わせていただくことにします。

 

結成20周年を迎えたこの令和元年に、

最も好きなお酒の楽曲を発表する栄誉に預かり、

そしてそれがそのまま自分たちの

20年間の歩みを刻み込んだようにも聞こえるとは、

重ね重ねの僥倖という他ありません。

 

お酒の好きな方はぜひ実際に「越乃寒梅」を味わいながら、

呑めない方は、想いの込められたお酒を

耳で味わうが如く、皆さんにこの「一輪一滴」を

楽しんでいただけたら幸いです。

 

 

 

 

| - | 15:50